藤井聡太四段とモンテッソリー教育
将棋の史上最年少棋士、藤井聡太四段!
もうすごい!のすごい!すごい!としか言いようがない!
まだ14才なのに、デビュー戦以来無敗で26日にとうとう増田康宏四段に勝ち、29連勝!
この29連勝と言うのは、神谷広志八段が1987年に達成した公式戦連勝記録である28を越したのです。
29連勝は、30年ぶりの新記録!
まあ、天才ですね。
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今日は、そんな天才少年の、藤井聡太くんが幼稚園で受けた幼児教育、「モンテッソリー教育」について、書きたいと思います!
意外や、意外!と思われるかもしれませんが、好奇心旺盛おばさんの私は、この「モンテッソリー教育」にちょっと詳しいのだ!
なぜなら、昔、昔、昔、と昔を3つ並べてもいいくらい大昔、おばさんは、「モンテッソリー教育」を勉強していた事があるのです。
そして、「モンテッソリー教育」を行っていると言う教育の現場に見学に行ったことがあるのです。
ああ、懐かしい!「モンテッソリー教育」だなんて言葉、藤井聡太くんが現れなかったらすっかり忘れていたところです。
あれから、もう何年もたっているから、現在の「モンテッソリー教育」の現場とちょっぴり変わっているかもしれませんが、基本的なことは、不変だと思います。
「モンテッソリー教育」を語る前に、まずは、藤井聡太くんのプロフィールについて見てみましょう!
藤井聡太くんプロフィール
- 生年月日:2002年7月19日
- 出身地:愛知県瀬戸市
- プロ入り:2016年10月1日
藤井聡太くん、ああまだあどけないね!
こんなに偉い天才だから、「君」付けじゃなく、「さん」で呼ばないといけないのかしら?
生年月日を見て、改めて驚き!
なんと、2002年生まれなのです!
ついこないだじゃないですか?
藤井聡太くんっていったいどんな頭脳をしているのか?頭の中を覗いでみたいものです。
数学や、英語とか、学校の成績も当然いいのでしょうね。
でも、中学生だったらそろそろ期末テスト。
テスト勉強できてないのではないでしょうか?
藤井聡太くんの幼稚園がモンテッソリー教育
藤井聡太くんの天才ぶりを見て、日本全国のお母さんたちは、藤井聡太って幼児期、どんな教育を受けたのだろう?
と興味深々だと思います。
特に、今、小さい子供を持つお母さまがたは、藤井聡太くんがどんな教育を受けていたか聞いて、できることなら藤井聡太くんを真似しよう!と思われていると思います。
そこで、今、話題になっているのが藤井聡太くんが幼稚園の時に受けた「モンテッソリー教育」なのです。
実は、藤井聡太くんが3才で入園した幼稚園、「雪の聖母幼稚園」が、「モンテッソリー教育」を取り入れているのです。
そもそも藤井聡太くんが受けた「モンテッソリー教育」って何?
藤井聡太くんが受けた「モンテッソーリ教育」についで真剣に述べたら、とっても長くなりますので、簡単にお話ししましょう!
「モンテッソーリ教育」と言うのは、20世紀の初めに、マリア・モンテッソリーと言う女性によって考えられた教育なのです。
マリア・モンテッソリーは、1870年8月31日生まれのイタリアで初めての女性のお医者さんで、幼児教育者です。
マリア・モンテッソリーは、最初、知的障害児の教育に携わっていました。
知的障害児へ感覚教育法を施して、その子供たちの知的水準を上げるという効果を確認します。
そして、その後、貧困層の健常児の子供たちを対象とした保育施設「子どもの家」で、その教育法を完成させるのです。
このマリア・モンテッソリーが、考え出した「モンテッソーリ教育」とは?
「モンテッソーリ教育」の基本はこんな考え方にあります。
「子どもは、自らを成長・発達させる力をもって生まれてくる。
大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」
何だか分かるようで分からないと言う方のために、具体例をあげましょう!
私が大昔に、見学に行った幼稚園の事をお話しします。
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「モンテッソーリ教育」を見学に行った
私が「モンテッソーリ教育」を勉強していた時、見学にいった幼稚園は、東京の幼稚園で、「子供の家」よ呼ばれていました。
まず、びっくりしたのは、3才児、4才児、5才児と、クラスが分かれていないのです。
普通の幼稚園は、年少さん、年中さん、年長さんと、学年ごとに分かれていますよね?
それが、混合なのです!
小さい子は、年上の子供を見習い、年上の子供は、年下の子供の面倒を見てあげて社会性が育ちます。
兄弟の多い時代は、公園に行くときも、妹や弟を連れて遊びに行っていた、そんな感じですね。
次にびっくりしたのは?
ちょうどその「子供の家」に見学に行った時、大工道具のある部屋で、混合の年齢の子供たちが、釘とかなづちと、ノコギリを使って、木で何かを作っていたのです。
普通の幼稚園しか見たことのない私はびっくりして飛び上がりそうでした。
(写真は、イメージ写真です。)
だって、「危ない!!」と。
釘は危ないし、ましで小さな子がノコギリ使うなんで危ない!!
しかし、「モンテッソリー教育」の理念では、大丈夫なのです。
キーワードは、「集中」です。
子供は、本当にひとつの事に興味を持って、その行動に集中していたら、絶対に怪我はしないのです!と。
子供たち、真剣な眼差しで集中していました。
包丁を使ってお野菜を切ったりする時もあるのです。
(写真は、イメージ写真です。)
なあるほど、いかに集中するか?なのですね。
きっと、藤井聡太くんの集中力は、このモンテッソリー教育から来ているのですね。
だって、藤井聡太くん、将棋の試合で、何時間も、何時間も、神経を集中させているのですから。
次に、驚いたのは、よくある幼稚園のように、クラス全員が、お歌を歌うとか、楽器を弾いているとか、そう言う一斉保育ではなかったのです。
たとえば、あっちの方で、先生が歌を歌っていて、それに参加したければ一緒に参加すればいい。
でも、向こうの方では、マットと飛び箱で遊んでいる、それに参加したければ、そっちに行って飛び箱で遊べばいい!
砂場で、トンネル作っていて面白そうだったら、砂場に行けばいい。
自分が、自ら、好きな事を選んでするのです。
子供と言うのは、好きな事を一生懸命すれば、その能力は伸びていくのです。
しぶしぶ、歌を歌うのではなく、その時、心から歌を歌いたい!楽器を弾きたい!と思う事が大事なのです。
子供が自発的に何かをすると言うことが大事なのです。
モンテッッソリー教育は、先生が大変!
当時、「モンテッソリー教育」を少し勉強してた時、幼稚園の先生にとって、これってすごくむずかしいな?と思いました。
すきな事を自発的に子供にさせると、集中力がついてその時に、成長・発達すると言う理念はすばらしい!
でも、一斉に何かさせると言うのではなく、子供たちが、自由に、何かをしたいと!そう言う気持ちを引き出していなかいといけません。
これがモンテッソリーの言う援助なのでしょう。
この援助ってとってもむずかしい!
また、何かする時に、年長の子供と、年少の子供が一緒だと教える方はやりにくい。
同じ学年で、クラス全員で、「さあ、森のくまさんの歌歌いましょう!」とか、一斉保育をする方が、先生は、やりやすい!
援助より命令の方が先生は簡単でやりやすい!
かなづちや、包丁なんか危ないからとクラスで使わさないようにする方が、先生は、やりやすい!
この「モンテッソリー教育」をするのは、先生は、かなりのベテランでないとできないのでは?とその時の感想でした。
モンテッソリー教育を実施している幼稚園
日本で、「モンテッソリー教育」を取り入れている幼稚園は、そんなにたくさんはありません。
私の住んでいる神戸には残念ながらありません。
兵庫県では、姫路と、川西と伊丹の3件くらい。
地方にもあまりありません。
やっぱり多いのは、東京です。
参考に>>モンテッソリー教育実施園リスト
モンテッソリー教育の良い面と悪い面。
とにかく、藤井聡太くんは、この「モンテソリー教育」がピタっとハマったのでしょうね。
藤井聡太くんは「モンテソリー教育」の理念の模範の子供かもしれません。
あの集中力は、「モンテッソリー教育」のおかげでしょう!
でも、私が思うには、「モンテッソリー教育」が、ピタっとハマらない子供もいると思うのです。
幼稚園の数年だけ「モンテッソリー教育」を受けても、小学校は義務教育なので、一斉学習になります。
ギャップありすぎで、対応できない子もいるのでは?
幼稚園時代には自由に、自発的に自由に行動していたのに、小学校に進学して、一斉学習になった時、個性的すぎる、協調性がない、嫌なことはしない、集団行動が苦手とか・・・・、そんな子供もでてくるのではないでしょうか?
でも、藤井聡太くんのような子供に育つなら・・・?
私の息子は、もうおっさんです。
でも、もし今、息子が2才くらいで、今から幼稚園探すなら、「モンテッソリー教育」を取り入れている幼稚園に是非行かしたいな〜。
それを聞いて、うちのダンナ様が、また横からなんかぶつぶつ言っています。
「藤井聡太くんとかには、モンテソリー教育とか関係あらへん。もともと天才なんや。
うちの息子は、しょせん俺とおまえの子や!モンテッソリー教育とかどんなええ教育受けさせたって、凡人の子は凡人なんや。」
「まあ、そうやね〜。」(珍しくダンナ様に同感です。)
うちの息子は、普通の子、藤井聡太くんは、生まれながらの天才です!
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