上川隆也主演のドラマ「テミスの剣」
「ドラマ特別企画 『テミスの剣』」に上川隆也さんが出演されます。
私は、あの名作「大地の子」のドラマ以来、上川隆也さんのファンです。
その上川隆也さんが、推理小説のドラマに出ると言うのは、ミステリーファンの私としては、とても嬉しいのです。
もちろん、ドラマはまだ放送されていないので、どんな風に原作から変わるのか?は分かりません。
でも、原作『テミスの剣』を紹介したいと思います!
ドラマの放送まで時間があるので、まず原作読んでみましょう!
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上川隆也主演ドラマ:原作『テミスの剣』の作家は?
『テミスの剣』(テミスのつるぎ)は、2014年に発売されたミステリーです。
作家は中山 七里さん。
まずは、どんな作家なのか見てみましょう!
中山 七里さんプロフィール
生年月日:1961年12月6日
出身地:岐阜県
この推理作家の中山 七里さんの読書歴、なんだかどこかのおばさんと同じなのです。
驚きました!
小学校の時・・・アーサー・コナン・ドイルのシャーロックホームズ
モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパン
中学校の時・・・アガサ・クリスティー
エラリー・クイーン
横溝正史
江戸川乱歩
ああ、懐かしい!
モーリス・ルブランの本、「813の謎」「奇岩城」などなど、面白かったな〜。まだタイトルまで覚えています。
それから横溝正史、映画化されてヒットする前、密かに読んでいました。
小学校、中学校の時までは中山 七里さんと私は同じ道!
でも、ここからが違うんだな。天才と、凡人は。
私が、普通の高校生だった時に、中山 七里さんは、創作活動をスタートしています。
そして、少し間が空いてから2006年に『このミステリーがすごい!』大賞に応募。残念ながら最後まで言って落選。
でも2009年に『さよならドビュッシー』第8回このミステリーがすごい!大賞を受賞!
ここから作家デビューです。
その後、「岬洋介シリーズ」「刑事犬養隼人シリーズ」とシリーズでミステリーを書いています。
いくつもの原作が、テレビドラマ化されています。
では、次に中山 七里さんの原作『テミスの剣』を見てみましょう!
上川隆也主演ドラマ:原作『テミスの剣』:登場人物
単行本:364ページ
渡瀬:上川隆也さんの役です。
巡査部長。昭和59年当時は強行犯係所属の刑事です。
上川隆也さんは、二十数年にわたって事件の真相を追う刑事・渡瀬を一人で20~50代まで演じます。
上川隆也さんのプロフィール
- 生年月日:1965年5月7日
- 出身地:東京都
- 身長:175センチ
- 血液型:A型
- テレビ初主演:1995年「大地の子」
恩田嗣彦
東京地方検察庁の検事。
船越英一郎さんが演じます。
-
鳴海 健児
渡瀬の教育係兼パートナーであるベテラン刑事。
検挙率は署でも一、二を争うスゴ腕の刑事ですが、人格についてはかなりの問題有りの人物です。
高橋克実さんが演じます。
楠木明大
強盗殺人の容疑者です。否認していますが、、、。中村倫也さんです。
楠木辰也
容疑者明大の父親。渡瀬を恨んでいます。
伊東四朗さんが演じます。
田口今日子
週刊誌の記者。前田敦子さんです。
高遠寺 静
楠木事件の主席裁判官。
不動産屋夫婦殺害事件の首席裁判官。余貴美子さんが演じます。
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上川隆也主演ドラマ:原作『テミスの剣』:あらすじ(ネタバレなし)
昭和59年の台風の夜。埼玉県浦和市で不動産会社経営の夫婦が殺されます。
その当時、渡瀬は、まだ浦和署の巡査部長でしたが、ベテラン刑事の鳴海とコンビを組むことになります。
渡瀬の教育係券パートナーは、検挙率は署でもトップクラスのスゴ腕のベテラン刑事です。
刺殺された久留間夫妻の夫のほうが、違法な高利貸しをやっていたことがわかり、その線から容疑者、楠木明大という男が浮上します。
鳴海は、楠木を徹底的に責めまくり取り調べます。
楠木はいったん犯行を自供するのですが、裁判では「やってもいないことを白状させられた…」と供述を一転して全面否定します。
しかし、無罪を訴える楠木の声もむなしく死刑は確定してしまいます。
・・・が、その後、死刑が執行される前に楠木は獄中で自殺をしてしまうのです。
事件から5年後の平成元年の冬。
鳴海は、退職し、渡瀬のパートナーは堂島に代わります。
同一管内で発生したクリスマスイブに起きた窃盗事件とそれに続く強盗殺人事件。
それをきっかけに、渡瀬は、昭和59年の強盗殺人の真犯人が他にいる可能性に気づくのです。
冤罪はあってはいけないものです。
すでに死刑が確定してもう終了した事件を、また洗い直すと言うことは?
県警全員を敵に回すと言うことになります。
渡瀬は、警察内部の激しい妨害と戦いながら、過去の事件を洗い直していきます。
真実を究明し、捜査の闇を抉ろうとするのですが・・・。
冤罪を巡る警察組織の闇と正義の物語です。
さあ、上川隆也さんこの『テミスの剣』の渡瀬が警察組織とどうやって戦っていくのか?
また、この『テミスの剣』のストーリーがどうなっていくのか?
上川隆也主演ドラマ『テミスの剣』のあらすじ
原作では昭和59年(1984年)の設定。
ドラマでは平成5年(1993年)12月からの設定です。
平成5年(1993年)12月。浦和署の若手刑事・渡瀬(上川隆也)はベテランの鳴海健児(高橋克実)と殺人事件が発生した不動産屋へ急行する。被害者は経営者の久留間兵衛と妻の咲江。辺りは血の海と化し、さらに違法な高利貸しをしていた証拠が残っていたことから、金の恨みによる犯行と睨む。
帳簿に載っていた人物を調べると、楠木明大(中村倫也)だけアリバイが曖昧だとわかり連行する。恨みはあるものの犯行は否認。そんな楠木に対する鳴海の取調べは壮絶だった。暴力もいとわない、渡瀬も戸惑うほど厳しい取調べは数日にわたり行われ、辰也(伊東四朗)ら楠木の両親の面会も許さなかった。対面した渡瀬は必死に息子の無実を訴える両親の姿に戸惑う。しかしその後、楠木が犯人であることを示す決定的証拠が出たことで鳴海の取り調べは、さらに厳しさを増す。楠木は無実を訴え続けるが、両親が面会に会いに来たことを知り、ついに犯行を認める。
平成7年(1995年)。楠木の死刑判決を不服とした控訴審が始まる。自白から一転、再び無実を訴え、警察から不当な取り調べを受けたと主張する。しかし、裁判の結果、楠木の死刑が確定する。渡瀬は本当に自分たちの取り調べが正当だったのか、鳴海の言う正義は間違っていなかったのか、心に引っ掛かる。そんな渡瀬に検事の恩田嗣彦(船越英一郎)だけは「その気持ちは大事にしたまえ」と優しい言葉をかけるのだった。
2年後の平成9年(1997年)。渡瀬は殺人事件が発生した一軒家へ向かっていた。犯人は盗みに入ったところを発見され、住人の妻と息子を殺害した。だが捜査が進む中で、渡瀬は楠木が起こした4年前の事件を思い出す。犯行の凶器や手口など類似点が多いことに引っ掛かる渡瀬。 捜査の結果、事件の容疑者として迫水二郎(高橋努)が連行される。警察内部では迫水の態度と物的証拠から、犯人だと確信し、自白を取るように渡瀬に命じる。しかし、渡瀬はある仮説を元に独断で捜査を始めていた…。 それは、警察の信用を失墜させる大きな事件へと発展する-。
時は流れ20年後の平成29年(2017年)。埼玉県警の警部となった渡瀬の前に、田口今日子(前田敦子)と名乗る週刊誌の記者が現れる。何故か過去の事件の事で「あなたを取材したい」と執拗に渡瀬を追い掛ける。そして、渡瀬の元にある事件の知らせが届く―。
テミスとは、ギリシャ神話に登場する法律の女神。裁判は誰に対しても公正でなければならず、その象徴として最高裁判所にテミス像が置かれている。テミスの前で裁かれた事件を、20数年に及び追い続けた渡瀬がたどり着いた真実とは――。(出典:テレ東)
上川隆也さんの『テミスの剣』についてのコメント
「『散りばめられた謎』がとても魅力的で、加えて物語を巡る人間模様が、核となる『正義』を巡って重厚に、そして幾重にも綾なされ、大いにそそられる内容でした。
渡瀬という男が持つ、いつまでたっても拭えない心の傷はいつも意識していました。時間が大きく移ろう物語なので、立ち位置を見失わないよう、その痛みを彼の心情の物差しの『ゼロ』と設定して、各シーンを考えました。
ミステリーの部分でもドラマの部分でも、それぞれにご満足いただけるような仕上がりになりました」
と、このドラマ『テミスの剣』について手応えを語られています。
上川隆也主演ドラマ『テミスの剣』の見どころは?
もちろん、一番は、上川隆也さん!
大ファンの私としては、テレビの画面を眺めているだけでいい!
高橋克実さん、伊東四朗さんベテランの演技も楽しみ。
船越英一郎さん!いろいろめげずに頑張って!
それから、AKBの前田敦子さんも実力派女優になっていってほしい。
余貴美子さんの裁判官もかっこいいですね。
原作を読んだ私としては、原作の結末も知っているので、ドラマの監督が、どんな風に、原作を演出するのか?
ドラマのあらすじは、原作とどこを変えるのか?なども興味深いです。
ちなみに、この原作『テミスの剣』のテミスってどう言う意味なのでしょうか?
テミスとは、法と正義の女神のことです。・・・知らなかったなぁ〜。
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